いい占い師さんはいい処方箋を出してくれる

「占いのほとんどが、断定なんです。『あなたは運が悪い』『家庭運がない』『仕事運がない』。断定するのは、本当はまったく意味がないのですよ。そうじゃなくて、どうして、どういう理由で、だからこうすればいいと言うべきですね。僕は昔から医者のつもりでやっているのです」

と、私が占ってもらった占い師さんはあくまで「占い師」というよりも「医者」の意識が強い人でした。

医者なら、たとえば、胃が悪い。こういう理由で悪い。だから、こういうものを食べて、食べた後、こういう休み方をしてごらん、処方箋を差し上げます、という感じで治療してくれますよね。

そのように、医者のような答えを占い師さんは必ず出てくれます。

占い師さん自身も、ひどい占い師をたくさん見てきたそうです。

子供がいなくて、やっとの思いで授かったご夫婦が、とんでもない占い師に見てもらったら「子供が、あなたの家の破滅を招く」と言われらしいです。

結局、その子供は、実家や姉のところに預けられて育ったといいます。

占い師さんは、そんな占い師に真剣に憤りを感じると話してくれました。

「占いは、ひとつ間違うと、すごい世界です」

姓名判断は、日本や中国だけのものではないのだそうです。

「仏教の本に『人の吉凶を占うのは、末はカラス』と書いてあるのです」

仏教では、カラスは悪魔の使いで、縁起が悪いということです。

池波正太郎さんの時代小説でも、占い師は、だいたい「烏天狗堂」と屋号が決まっていますよね。確かに占いは使い方によっては、人を幸せにもできるし、不幸にもできる怖いものですよね。

この占い師さんのように医者のようにいい処方箋を出してくれる占い師さんばかりならいいのですが、人に恐怖を与えるような占い師さんがいるのも確かです。

占ってもらうときは、そのあたりをよく判断して占ってもらうのがいいのかもしれませんね。